【実体験】8 年落ち i5-8400 機を Ryzen 7 9700X へ刷新|メモリ 16→32GB & CPU 3.5 倍化 & 3 画面直結化を同時に狙う自作PC リプレイス録
Ryzen 7 9700X + ASRock B850 Steel Legend WiFi + Silicon Power DDR5 32GB(完全白)+ MONTECH KING 95 PRO White + COOLER MASTER MWE Gold 650 V3 White(ATX 3.1)の購入確定 6 パーツで自作PC を組み立てる実体験記。組立手順 12 工程を着荷時の 13 枚の実機写真とともに実況、現状機 i5-8400 からの OS 移行手順まで全公開。実購入 ¥172,805(GPU 抜き・当初比 -¥73,959 圧縮)、Phase 1 は iGPU + DisplayLink 継続で組立して効果を切り分け、必要なら Phase 2 で外付け GPU 後追い投入。
※ 本記事はアフィリエイト広告(Amazon アソシエイト等)を含みます
「自作PC ラボ」の 実体験プロジェクト第 1 回。今回は筆者自身が 8 年使い込んだ Thirdwave Magnate IM(Intel Core i5-8400・2017 年購入)を、①メモリ 16GB → 32GB の倍増 / ②CPU 性能 3.5 倍化 / ③ DisplayLink 卒業による 3 画面直結化(Phase 2 任意・組立後判断) の 3 つを目指して、Claude Code でのマルチタスク × トリプルディスプレイ作業に最適化した自作機 に置き換える計画を、現環境の棚卸し → 実機計測 → 構成検討 → 費用試算 → 性能改善見込み まで全部オープンにしてレポートします。
ゲームはしません。今の i5-8400 機は物理メモリ 16GB のうち常時 90%超 を使い切ってページファイルに退避が走り続けており、Claude Code を 3 並列も動かすと体感がガクッと落ちる。さらに 3 枚あるディスプレイのうち 2 枚は DisplayLink 経由で CPU を 5〜15% 常時食われ続けている。メモリ・CPU・3 画面の 3 つはどれかひとつだけ解消しても他がボトルネックになるため、今回はこの 3 つを同時に潰しに行く リプレイスです。
この記事の要点
- 刷新の 3 つの主目的
- 物理メモリ 16GB → 32GB の倍増(実機計測でコミット率 92.1%・慢性スワップ発生中)
- CPU 性能 3.5 倍化(i5-8400 / 6C6T → Ryzen 7 9700X / 8C16T)
- 🟡 Phase 2 任意:DisplayLink 卒業 → 3 画面直結化(
Intel Arc A310 / DP×3 + HDMI×1 で常時 5〜15% の CPU 描画オーバーヘッドを解消)→ 検討の結果、購入保留。組立後の DisplayLink 流用 3 画面テストで GPU 投入是非を判断
- 副次的な改善:起動・スワップ I/O の SATA → NVMe Gen4 移行、ホワイト統一の見た目、AM5 ソケット採用での将来拡張
- 現状機:i5-8400 + A-DATA DDR4-2666 8GB×2(16GB) + SATA SSD 起動 + DisplayLink USB ×2 で 3 画面構成(H310 マザボの DIMM 2 本 & 32GB 上限のため、DDR4 内での増設余地はあるが世代刷新を選択)
- 真のボトルネック(実機計測ベース):物理メモリ 16GB のコミット 92.1% =慢性的にスワップ発生、加えて DisplayLink の CPU 描画(5〜15% 常時消費)と SATA SSD のページファイル I/O が重なる
- 新構成の核:Ryzen 7 9700X + ASRock B850 Steel Legend WiFi(ATX / M.2 ×4 / 14+2+1 VRM / 80A Dr.MOS / Wi-Fi 7) + Silicon Power XPower Zenith Gaming DDR5-6000 32GB(完全白 / CL30 / AMD EXPO) + NVMe Gen4 + SPARKLE Intel Arc B570 GUARDIAN Luna OC(完全白 PCB / Battlemage 世代 / 10GB GDDR6 / DP 2.1 ×3 + HDMI 2.1 ×1) で 3 画面直結 + MONTECH KING 95 PRO White ケース(ATX デュアルチャンバー / 4mm 厚カーブドテンパードガラス / ARGB ファン 6 基標準 / 回転式サイドファンブラケット)
- 完全白統一を達成:マザボ・ケース・CPU クーラー・メモリまで含めて白基調で完全統一(Silicon Power XPower Zenith Gaming 白 ¥60,980 が同等性能の Trident Z5 Neo RGB White ¥107,939 より大幅に安く、白統一を予算内で復活)。GPU 投入時(Phase 2)も完全白 PCB の SPARKLE Intel Arc B570 GUARDIAN Luna OC を候補にしておけば白統一を維持可能
- マザボもケースも ATX で統一して空間活用+将来拡張余地を確保:要件分解では mATX で十分(M.2 ×3 / DIMM 4 本 / PCIe ×1 / 拡張カード無し / 65W CPU)だが、KING 95 PRO White(ATX デュアルチャンバー)を採用したことで、マザボも ATX 上位グレードに揃えて M.2 ×4 / 14+2+1 強力 VRM / Ryzen 9 9950X3D(170W TDP)への載せ替え余地 を確保(フォームファクタ判断の詳細は ATX vs Micro-ATX 要件逆算ガイド 参照)
- 流用するもの:Samsung 980 NVMe(Obsidian ボルト)、PLEXTOR PX-1TM9PeG NVMe 1TB(F: / ⚠️ 不良ブロック 75 件のリスクを承知の上で流用継続)、AOMEI Backupper Pro 生涯版、手持ち NVMe 1TB(C: 用)、Windows 11 Pro RETAIL ライセンス
- 費用感(実購入・2026-05-10 確定):¥172,805(GPU 抜き・サスペンド 3 枠を全て購入する場合は ¥211,605)。当初検討の ATX 白統一案 ¥246,764 から -¥73,959 圧縮。価格圧縮の経緯は 連載① §価格圧縮の経緯 参照
- 性能改善見込み:物理メモリ実効容量 2 倍、CPU マルチコア性能 3.5 倍、起動・スワップ I/O が 約 5〜10 倍。3 画面の DisplayLink 解消は Phase 2(GPU 投入時)に持ち越し — まずは iGPU + DisplayLink 継続でメモリ・CPU の効果を切り分け
1. 現状機の構成(実機の棚卸し)
2017 年に Thirdwave(ドスパラ)の Magnate IM を購入してから 8 年。途中でスタートアップ整理・ページファイル移動・BIOS 更新などのチューニングは積み重ねてきましたが、メモリだけは今でも 16GB のままで、Claude Code 時代のワークロードに完全に追いつかなくなっています。今回の刷新の最大の目的はメモリ 32GB 化と CPU 性能向上の同時達成 です。
| 評価項目 | 製品名 | 備考 |
|---|---|---|
| CPU | Intel Core i5-8400(6C6T / 2.8 GHz / 65W / LGA1151) | 2017 年第 8 世代 / Passmark ≈ 9,200 |
| メモリ | A-DATA DDR4-2666 8GB×2(16GB) | ChannelA-DIMM1 + ChannelB-DIMM1 / H310 の 32GB 上限の半分しか使えていない |
| マザボ | ASUS PRIME H310M-AT R2.0 | DIMM スロット 2 本のみ・OC 不可・BIOS 2208 |
| GPU | Intel UHD Graphics 630(CPU 内蔵) | iGPU のみ・dGPU なし |
| C: ドライブ | 汎用 SATA SSD 512GB | 起動・アプリ用・約 550 MB/s(SATA III 上限) |
| E: ドライブ | Samsung SSD 980 NVMe 1TB | Obsidian ボルト・ページファイル先・健全(pagefile.sys 約 12GB 割当) |
| F: ドライブ | PLEXTOR PX-1TM9PeG NVMe 1TB | 写真・データ用・⚠️ 不良ブロック 75 件検出 |
| ディスプレイ変換 | I-O DATA GX-HDMI_U2(DisplayLink)×2 | USB → HDMI 変換 / CPU で映像を圧縮処理 |
| ケース | Thirdwave Magnate IM(microATX ミニタワー) | 本体購入時の標準筐体 |
| 電源 | Magnate IM 標準電源(推定 400〜500W) | 8 年経過・容量不明 |
| OS | Windows 11 Pro(RETAIL channel) | ライセンス移設可能 |
性能評価結果(2026-05-08 実機計測:PowerShell Get-Counter で 20 秒サンプリング)
実機で Get-Counter を 20 秒回した実測値が以下です(同時稼働:Firefox タブ 30+ / Obsidian / VS Code / Claude Code セッション複数 / Teams / Edge)。
| 評価項目 | 値 |
|---|---|
| CPU 平均使用率 | 67.8% |
| CPU 瞬間最大 | 81.4% |
| CPU 最小 | 58.1% |
| メモリ Committed Bytes In Use(平均) | 92.1% |
| メモリ Committed(最大) | 92.3% |
| Available メモリ(平均) | 2,719 MB(≒ 2.66 GB) |
| Available メモリ(最小) | 2,655 MB(≒ 2.59 GB) |
| ページファイル使用率(平均) | 16.0% |
| ページファイル使用率(ピーク) | 20.7% |
| ページファイル現在使用量 | 1,915 MB(≒ 1.87 GB)/ 約 12 GB 割当中 |
| ページファイル ピーク使用量 | 2,476 MB(≒ 2.42 GB) |
数字を見ての通り、コミット率 92.1% という数字は「物理 16GB + ページファイルの合計仮想メモリの 92% を使い切っている」状態 で、実際にページファイルへ約 1.9〜2.4 GB が退避されています。物理メモリの Available は常時 2.7GB 前後しか残っていません。つまり 16GB ではもう完全に足りていない。ここに DisplayLink の CPU 描画(+5〜15%)が乗り続けるため、CPU 平均も 67.8% と高止まりしています。
新構成では「物理 32GB に倍増 → 退避がそもそも発生しない → CPU バーストも収束 → スループット改善」という連鎖を狙います。メモリ 32GB 化と CPU 3.5 倍化が今回の刷新の主目的 であり、3 画面直結化はその上で得られる副次的なメリットです。
2. ディスプレイと接続状況
現環境はトリプルディスプレイ。メモリ 32GB 化・CPU 性能 3.5 倍化と並んで、3 画面の直結化(DisplayLink 卒業)も今回の刷新で同等に重視している主目的のひとつ です。どれかひとつだけ解消しても他がボトルネックとして残るため、3 つ同時に潰しに行きます。
| 評価項目 | ① 三菱 RDT231WLM | ② Philips 246E7 | ③ Philips 242E2F |
|---|---|---|---|
| サイズ / 解像度 | 23 型 / 1920×1080@59Hz | 24 型 / 1920×1080@60Hz | 23.8 型 / 1920×1080@60Hz |
| 製造年 | 2009 年 | 2018 年 | 2022 年 |
| 入力端子 | D-Sub / DVI / HDMI | VGA / DVI / HDMI | VGA / HDMI 1.4 / DisplayPort |
| 現在の接続 | iGPU HDMI 直結 | USB → HDMI(DisplayLink) | USB → HDMI(DisplayLink) |
| DisplayPort | なし | なし | ✅ あり(3 台中唯一) |
問題は DisplayLink USB-HDMI 変換アダプタを 2 台使っている こと。DisplayLink は CPU で映像をソフト圧縮 → USB 経由で送信 → アダプタで展開 という仕組みのため、画面更新が頻繁になるほど CPU を食います。
実測では動画再生・スクロールで CPU 5〜15% 余分に消費、さらに 2 枚目以降のディスプレイが繋がるとマウスカーソルが ソフトウェア描画に強制切り替え されて、メインディスプレイ上でもカーソル遅延が発生します。
③ Philips 242E2F は DisplayPort 端子を持っているのに USB 接続で殺している という、最ももったいない使い方です。新構成では必ずこれを解消します。
3. 使用内容と性能(Claude Code でのマルチタスク作業)
ゲームはしないので、用途は完全に「業務 + 副業の知的作業」に振り切っています。典型的な同時稼働は以下のとおり。
| 評価項目 | メモリ実消費 | CPU 影響 |
|---|---|---|
| Windows 11 + 常駐 | 6〜8 GB | 5〜10% |
| Firefox(タブ 30〜50) | 3〜5 GB | 瞬間バースト 30%+ |
| Obsidian(個人ボルト) | 約 1 GB | 5〜10% |
| Claude Code × 4 並列セッション | 3〜5 GB | ターミナル更新で 20〜40% |
| Python スクリプト常駐 | 1〜1.5 GB | 10〜30% |
| Microsoft Edge / Teams / Slack | 2〜3 GB | アイドル時 5% |
| DisplayLink 描画オーバーヘッド | — | +5〜15%(常時) |
| ピーク合計 | 約 16〜23 GB | バースト 90%+ |
上表のピーク合計 16〜23GB という想定値に対して、現状機は物理メモリ 16GB しかありません。つまりピーク時に物理メモリだけでは絶対に足りず、ページファイルへの退避が常態化 しています。これが 92.1% コミット率と 1.9 GB ページ退避量の正体です。Claude Code を 3〜4 並列で走らせると CPU バーストが慢性化 し、自動化スクリプトの実行・大規模なファイルツリー解析・MDX のビルドなど、並列のディスク I/O とスワップが重なると体感の重さがハッキリ顕在化 します。これが新構成で 32GB 化を最優先する理由です。
4. 自作PC でのこだわり(性能 × デザイン)
ゲーム性能は不要、しかし業務効率には全力で投資する。これが今回の方針です。
こだわりポイント
最優先 3 本柱(同等優先)
- 物理メモリ 16GB → 32GB の倍増(実機計測でコミット 92.1% を 50% 台へ)
- CPU マルチコア性能 3.5 倍化(i5-8400 / 6C6T → Ryzen 7 9700X / 8C16T)
- 🟡 Phase 2 任意:DisplayLink を完全卒業して 3 画面すべて直結(
Intel Arc A310 LP の DP×3 + HDMI×1 / 常時 5〜15% の CPU 描画負荷を解消→ 検討の結果、購入保留。Phase 1(iGPU + DisplayLink 継続)で組立 → 実測 → DisplayLink 5〜15% が体感ボトルネックなら Phase 2 で外付け GPU を後追い投入)
副次的な改善(最優先 3 本柱を満たした上で同時に取りに行くもの)
- NVMe Gen4 起動でスワップ I/O も底上げ(C: SATA → Gen4 NVMe で約 13 倍)
- ATX マザボ × ATX デュアルチャンバーケースで統一(B850 Steel Legend WiFi × MONTECH KING 95 PRO White):要件分解では mATX で十分(M.2 ×3 / DIMM 2 本運用 / PCIe ×1 / 拡張カード無し / 65W CPU)だが、KING 95 PRO White(容積 62.9L / 300×442×475 mm / ATX デュアルチャンバー / 4mm 厚カーブドテンパードガラス(フロント+サイド)/ ARGB ファン 6 基標準(サイド 140×2 + ボトム 120×3 + リア 120×1)/ パテント取得の回転式サイドファンブラケット / メッシュ/ガラスパネル切替)を採用したことで、マザボも ATX 上位グレードに揃えて 空間活用 + M.2 ×4 + 14+2+1 強力 VRM + Ryzen 9 9950X3D(170W TDP)への載せ替え余地 を確保。¥16,980(売れ筋 129 位)と TOP10 圏外のケースだが、4mm カーブドガラス + 6 ARGB ファン + デュアルチャンバー + 回転式ファンブラケットによる視覚価値に +¥12,000 を払う判断(詳細は ATX vs Micro-ATX 要件逆算ガイド 参照)
- 見た目はホワイト完全統一を達成:マザボ・ケース・CPU クーラー・GPU・メモリ すべて白基調で完全統一。メモリは Silicon Power XPower Zenith Gaming(白・無 RGB)¥60,980 で、当初の白 RGB Trident Z5 Neo(¥107,939)から -¥46,959 圧縮しながら白統一を達成。GPU は SPARKLE Intel Arc B570 GUARDIAN Luna OC(完全白 PCB)で、Intel Arc ロゴが青系 breathing light で控えめに発光。ARGB の主役はケース 6 基ファンと CPU クーラーが担当する役割分担で、視覚的密度は十分
- 静音性と省電力(ゲームしないので TDP 65W クラスで十分)
- 将来の拡張余地(B850 マザボ + AM5 ソケットで Ryzen 次世代へ載せ替え可能・DDR5 は 64GB / 128GB へ増設の道もあり)
5. 検討中の新構成
価格は 2026-05 時点の価格.com 最安値 をベースに、流用品を除いた実支出額を整理します。
| パーツ | 製品名 | 価格 | メモ | リンク |
|---|---|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 9700X BOX(8C16T / 65W TDP / AM5) | ¥37,480 | Passmark ≈ 32,000(i5-8400 比 約 3.5 倍) | 価格.com |
| マザボ | ASRock B850 Steel Legend WiFi(ATX / 完全白基調) | ¥28,523 | DIMM 4 本(DDR5-8000+ OC 対応)/ M.2 ×4(Gen5×1 + Gen4×3)/ Wi-Fi 7 + Bluetooth / 14+2+1 電源フェーズ・80A Dr.MOS(Ryzen 9 9950X3D 170W TDP も余裕)/ 2.5GbE LAN | 価格.com |
| メモリ | Silicon Power XPower Zenith Gaming(SP032GXLWU60AFDG / DDR5-6000 32GB / 16GB×2 / CL30 / 完全白 / 無 RGB) | ¥60,980 | AMD EXPO + Intel XMP 3.0 認証 / On-Die ECC + PMIC 搭載 / Limited Lifetime Warranty / 完全白でケース・マザボ・CPU クーラー・GPU と統一感完全達成 | 価格.com |
| C: SSD | 手持ちの NVMe 1TB を流用 | ¥0 | AOMEI Backupper Pro でクローン | 公式 |
| E: SSD | Samsung 980 NVMe 1TB(流用) | ¥0 | Obsidian ボルト継続使用 | 価格.com |
| F: SSD | PLEXTOR PX-1TM9PeG NVMe 1TB(流用) | ¥0 | ⚠️ 不良ブロック 75 件検出済みのリスクを承知の上で流用継続。CrystalDiskInfo で月次監視+写真データの定期外部バックアップで対応。完全故障時は WD Blue SN5000 2TB 等を後追い購入予定(M.2 ×4 のうち 1 本空きで装着容易) | 価格.com |
| GPU | 🟡 検討の結果、購入保留:SPARKLE Intel Arc B570 GUARDIAN Luna OC(当初想定) | ¥0 | 実購入では Phase 1 として iGPU 運用(Ryzen 7 9700X 内蔵)/ Phase 2 で DisplayLink 5〜15% オーバーヘッドが体感ボトルネックなら ¥34,800 で後追い投入候補 | 価格.com |
| ケース | MONTECH KING 95 PRO White(ATX デュアルチャンバー / mATX 互換 / 容積 62.9L) | ¥16,980 | 300×442×475 mm / 4mm 厚カーブドテンパードガラス(フロント+サイド) / ARGB ファン 6 基標準(サイド 140×2 + ボトム 120×3 + リア 120×1) / パテント取得の回転式サイドファンブラケット / メッシュ/ガラスパネル切替 / GPU 長 420mm まで / CPU クーラー高 175mm まで | 価格.com |
| 電源 | COOLER MASTER MWE Gold 650 V3 ATX 3.1 White Edition(80PLUS Gold 650W) | ¥9,720 | 完全白 / ATX 3.1 / PCIe 5.1 対応 / 非モジュラー(KING 95 PRO デュアルチャンバーで配線は裏側に隠れる)/ 価格.com 80+ Gold 650W 売れ筋ランキング第 1 位 / 在庫豊富(10 店舗以上) | 価格.com |
| CPU クーラー | MSI MAG COREFROZR AA13 WHITE(120mm ARGB) | ¥2,979 | 高さ 152mm・AM5 対応・ホワイト | 価格.com |
| ケーブル | DP→HDMI 変換 + DP ケーブル | ¥2,000 | 3 画面直結用 | Amazon |
| クローン用 | M.2 NVMe USB 外付けケース | ¥3,000 | C: クローン作業の 1 回限り使用 | Amazon |
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HDMI 2.1 ×1 + DisplayPort 2.1 ×3 で 3 画面直結対応の Intel Battlemage 世代 GPU(10GB GDDR6)。完全白 PCB で「all-white gaming rigs に最適」と SPARKLE 公式が明示する白モデル(型番末尾「W」が白)。Passmark 約 15,000〜18,000(Arc A310 比 8 倍)で、業務 PC でありながら 副業の動画編集・ML/AI 推論・配信用途まで広がる性能余裕。kakaku 売れ筋 74 位で Amazon にも在庫あり、入手性も担保。AV1 ハードウェアエンコードの Battlemage 世代強化版で、配信時のエンコーダ品質も Arc A310 / Alchemist 比で大幅向上しています。
実購入では Phase 1 として iGPU 運用(Ryzen 7 9700X 内蔵)を選択し、本 GPU は組立後の DisplayLink 流用 3 画面テストで投入是非を判断する Phase 2 候補として保留しました。完全白 PCB の魅力は変わらず、後追い投入時の有力候補として残しています。
流用判断の根拠
| 評価項目 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| Samsung 980 NVMe(E:) | ✅ 流用 | 健全・Obsidian ボルトとして稼働中 |
| PLEXTOR PX-1TM9PeG(F:) | ⚠️ リスク承知で流用継続 | 不良ブロック 75 件検出済みだが、写真データの外部バックアップ体制を強化+ CrystalDiskInfo 月次監視で対応。完全故障時に WD Blue SN5000 等を後追い購入する戦略でコスト圧縮(-¥18,126) |
| C: SATA SSD | ❌ 交換 | SATA III の 550MB/s が Gen4 NVMe の足を引っ張る |
| AOMEI Backupper Pro(生涯版) | ✅ 流用 | 2022 年購入分のキーで最新版が使える |
| Windows 11 Pro RETAIL | ✅ 流用 | RETAIL ライセンスは別 PC への移設が正規に可能 |
| CPU・マザボ・メモリ・ケース・電源・クーラー | ❌ 全交換 | Intel → AMD 世代刷新のため |
6. 性能改善の見込み
CPU・メモリ・ストレージの伸びしろ
| 評価項目 | 現状機 | 新構成 |
|---|---|---|
| 物理メモリ容量 | 16GB(DDR4-2666 8GB×2) | 32GB(DDR5-6000 16GB×2)= 容量 2 倍 |
| CPU Passmark スコア | 約 9,200(i5-8400 / 6C6T) | 約 32,000(Ryzen 9700X / 8C16T)= 約 3.5 倍 |
| メモリ規格・帯域 | DDR4-2666 | DDR5-6000 = 帯域 約 2.3 倍 |
| 起動 SSD 速度 | 約 550 MB/s(SATA) | 約 7,000 MB/s(Gen4 NVMe)= 約 13 倍 |
| ページファイル先 | NVMe(既に E: 移動済 / 1.9 GB 退避中) | Gen4 NVMe C: 上で完結(退避ほぼ発生せず) |
| DisplayLink CPU オーバーヘッド | +5〜15%(常時) | Phase 1:継続 / Phase 2:0%(GPU 投入時のみ廃止) |
| GPU 出力ポート | iGPU HDMI×1 + DisplayLink USB×2 | Phase 1:iGPU HDMI×1 + DisplayLink USB×2 継続 / Phase 2:外付け GPU 投入で 3 画面直結 |
| CPU 消費電力(TDP) | 65W | 65W(同等・性能 3.5 倍) |
体感の改善見込み
Claude Code 並列稼働での具体的シミュレーション
| 評価項目 | 現状機(実測) | 新構成(見込み) |
|---|---|---|
| CPU 平均使用率 | 67.8% | 20〜30% |
| CPU 瞬間最大 | 81.4% | 60〜70%(余裕あり) |
| 物理メモリ容量 | 16 GB | 32 GB(2 倍) |
| メモリ Committed | 92.1%(逼迫) | 40〜55%(余裕大) |
| Available メモリ | 約 2.7 GB(残量逼迫) | 約 14〜18 GB(余裕大) |
| ページファイル使用 | 1.9 GB(ピーク 2.5 GB) | 実質ゼロ |
| Claude Code 応答性 | 並列 3 つで詰まる | 並列 6〜8 でも快適予測 |
7. 費用感の整理
| 評価項目 | 金額 |
|---|---|
| 実購入 6 パーツ合計(CPU・マザボ・メモリ・ケース・電源・クーラー) | **¥172,805** |
| 🟡 サスペンド 3 枠(外付けケース / F: SSD / Arc B570 等・組立後判断) | ¥38,800(任意) |
| フル購入時想定(実購入 + サスペンド 3 枠全て) | ¥211,605 |
| 当初検討(ATX 白統一案) | ¥246,764 |
| 圧縮実績(当初比) | **-¥73,959 圧縮**(実購入 ¥172,805 ベース) |
8. 組立手順 + OS 移行は連載記事へ
本記事(第 1 回)は 現状機の棚卸し → 構成検討 → 費用感の整理までを扱う「全体像記事」です。具体的な組立工程・OS 移行・ベンチマークは連載独立記事に分離して、各記事で深掘りします。
| 連載 | 内容 | 状態 |
|---|---|---|
| 第 2 回 パーツチェック | パーツ発注ログ・着荷ログ・初期不良チェック | 🟡 draft |
| 第 2 回 補足|着荷時の初期不良チェック実況 | 13 枚の実機写真で 5 パーツのチェック結果を実況 | 🟡 draft |
| 第 3 回 組立手順 12 工程 | 6 パーツの組立 + CPU クーラー装着・配線実況 + 13 枚写真 | 🟡 draft |
| 第 4 回 OS 移行 | AOMEI でクローン → sysprep 実行ログ(Intel → AMD 移行) | 🟡 draft |
| 第 5 回 ベンチマーク | i5-8400 vs Ryzen 7 9700X ビフォーアフター | 🟡 draft |
| 🟡 第 6 回 Phase 2 任意:GPU 投入 | Arc A310 LP で DisplayLink 卒業(組立後の運用テスト次第) | 🟡 draft |
組立フェーズ突入は メモリ着荷(5/13〜5/15 想定)後。全パーツ揃った時点で第 3 回記事に「組立実況」「BIOS 表示」「ベンチマーク」を順次追記していきます。
9. まとめ:実体験プロジェクト第 1 回 の方向性
ゲームをしない自作PC ユーザーは、ベンチマークサイトの「ゲーム fps ランキング」と「コスパゲーミング機の構成例」だけ見ていると、自分の用途に最適化された構成にたどり着けません。
今回の実体験プロジェクトで明確になったのは、
- Claude Code 時代のボトルネックは「メモリ」「CPU」「3 画面方式」の 3 つが連鎖している:物理 16GB はコミット 92% でスワップ常態化、CPU 平均 67.8% は DisplayLink の常時 5〜15% を含めた数字、SATA への退避がさらに CPU を待たせる、という入れ子構造
- 3 つはどれかひとつだけ解消しても他がボトルネックとして残るため、同時刷新でしか体感は変わらない:メモリだけ 32GB にしても CPU 飽和は残る、CPU だけ強くしても DisplayLink の常時負荷は残る、GPU だけ替えてもメモリ逼迫は残る
- マルチディスプレイは「枚数」より「直結方式」が体感を変える(DisplayLink 卒業の効果は数値に出にくいが体感は劇的)
- 8 年使ったマシンを刷新するなら、流用できる資産を棚卸しすることで 2〜3 万円は浮く
という 4 点です。費用 ¥172,805(GPU 抜き・実購入確定・ATX マザボ × ATX デュアルチャンバーケースで統一+メモリ・電源まで含めた完全白統一達成+ F: PLEXTOR 流用継続)で、向こう 5〜7 年は再現性高く戦える マルチコア + NVMe Gen4 + DDR5 機が手に入る計算(GPU 投入時はサスペンド 3 枠 ¥38,800 を追加検討)。フォームファクタ判断(ATX vs mATX)の詳細は ATX vs Micro-ATX 要件逆算ガイド に切り出してあります。実機完成後にベンチマーク結果と移行ログを別記事で連載します。
実機ベースの刷新ログとして、読者が同じ刷新検討をするときの「指針」になる ことを意識して書いています。実機計測値・kakaku 実勢価格・組み立て手順・移行手順の各段階で、構成検討の判断材料として再利用できる情報をまとめました。
組み終わった暁には、このサイトのトップページから連載インデックスを辿れるようにします。お楽しみに!